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#71:堕落(その13)

#71






身に纏ったものを剥ぎ取られ、素肌を露にされた私は、川原の言葉に困惑したまま、川原にされるがままになっていた。


私も…騙されている…?


サトシが私以外にも、誰かを騙している…?


何の為に…?誰の為に…?


次々と溢れて来る疑問は、もう既に私の頭の中を占領し、拭っても拭いきれないものになっている。


心の中がザワザワと音をたてる…


サトシの顔が頭を掠める度に、その音がより一層、大きくなっていくような気がした。




「そんな顔、するなよ。嫉妬するだろ」




私の体に覆い被さってきた川原の声が左の耳元で聞こえた。


「愛してる」そう囁いてから始まる行為が、今日は言葉を変えていた。


まだ、川原の指先の感触を…川原の声を…川原の体の重みを覚えている体が、驚くほどに反応を示した。


耳たぶを甘噛みした唇は、大きく口を開けて左耳を包み込む。


クチャクチャと唾液の音が響くように耳を吸われ、舌先は耳の穴へと伸びていった。




「ひゃっ……」




声を漏らした途端、川原はほくそ笑むと左の手を下半身へと忍ばせた。


冷え性の彼の指先は火照った体にひんやりとして、私の体を刺激する材料となった。




「相変わらず敏感だな。…アイツの指でも濡れまくったんだろ…」




手馴れた指先は茂みを掻き分けて、蕾の所在をすぐに突き止める。


川原の恋人としての3年間、刻み込まれた彼の愛撫が早々に体から消えることはなかった。


しかし、今日の川原の指使いは、いつも私の体に与えてきた愛撫とは違っていた…


いつもよりも執拗に…いつもよりも荒々しく、まだ濡れきっていない蕾を責め始める。




「…アイツにどんな風にされた?優しかったか?それとも…」




川原の声がそう耳元で囁いた瞬間、彼の3本の指が一気に蜜壷を満たしたのだった。




「いや…痛っ!…やめて!」




鋭い痛みが下半身を襲って、私の意識を覚醒させる。


その痛みは川原の荒々しい指の動きで、更に私の口から悲鳴をあげさせた。




「アイツの指もこうやって飲み込んだんだろ!あんなに大事に抱いてきたのに…アイツにも…サトシにもこうやって悲鳴をあげたのか?…それとも、甘い声で喘いだのか?」




川原の荒々しい指の動きと、怒りのこもった言葉が私の涙腺までも緩めさせ、目尻を涙が伝っていった。







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