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#57:秘密(その18)

#57






髪の毛を鷲掴みにされた私は、溢れ出そうな涙を堪えながら、上條を睨みつけた。


上條が動く度に空気が揺れ、その揺れた空気が傷に触れるだけで、ヒリヒリと焼け付くような痛みが私を襲う…


睨みつけていた筈の私の顔は、激しい痛みに悶える表情に変わり、遂には上條の口角を上げることとなってしまった。




「あんた…本当にいい顔するなぁ〜…マジで堪んねぇよ。気が強そうなのはこの顔だけじゃなくて、下のお口もそうみたいだったけど…そろそろ、ほぐれてきたのかなぁ?」




上條は鷲掴みにした髪の毛を手から離すと、縛り付けたロープを指でなぞり始めた。


私の体は、ほんの少し触れられるだけで痛みに敏感になっていて、上條のなぞる指の動きもすぐに痛みへと便乗した。




「ここは、どうかな?」




上條が不意に言葉を発した瞬間…


私の体にビリビリと電流が走ったような痛みが駆け抜けた。


一瞬、体が痙攣したかのように震え、私の顔は苦痛で更に歪んだ。


そんな私のことなどお構いなしに、上條は腰から下半身にかけて巻きつけたロープを掴むと、体を宙に浮かせるように持ち上げたのだった。


上條がロープを持ち上げるごとに、ロープが皮膚に食い込んで痛みを膨張させる。




「ひぃぃぃ…っ!」




私があられもない声を上げたのは、ロープが秘部の蕾にめり込み、歪な形にした時だった。


渇ききった蕾にロープが触れ、上條が持ち上げるたびに嫌というほど擦れていく。


痛みが秘部の一点に集中し、私の神経もその痛みだけに注がれ、それ以外には何も考えられなくなった。




「おいおい…これくらいで、へこたれて貰っちゃ困るぜ」




そう言って高笑いする上條の声が、何だか遠くに聴こえてくる…


私は初めて経験する凄まじい痛みに、意識を失いそうになっていた。


ゴツッ…


ほんの一瞬の事だった。


意識が途切れた瞬間、持ち上げられた私の体は空を切って床へと叩きつけられた。


そして、その数秒後には、上條の大きな体が覆い被さって来て、意識を取り戻した私は金切り声を上げたのだった。




「大丈夫か?…まひる」




私の上に覆い被さって動かなくなった上條を押し退け、サトシの顔が現れた。


私の傍らでぐったりとする上條を見て、瞬時に、何が起こったのかを私はようやく悟った。


分厚いガラスの灰皿をゴロンと床に放り出したサトシは、「ふぅー」っと溜め息を吐くや否や、ロープで縛られた私の体をギュッと抱きしめてくれたのだった。






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