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#25:サトシ(その8)

#25






ジュンが電話を入れて5分も掛からないうちに、タクシーはお店の前に到着した。


ものの5分しか経っていないのに、タクシーを待っている間中、サトシの長くてキレイな指は私の体のどこかに触れ続けていた。


意識が集中出来ないまま、また体に火を点けられた私は、真っ直ぐに歩くこともままならない状態でサトシに体を預けるようにしてお店を後にしようとした。




「病院…ですよね?」




ジュンの言葉が店の扉を開けようとする私とサトシの足を止めた。


ジュンの確かめるような言葉が私の胸をドキリとさせる。


まるで何かを怪しんでいるような含みのある言葉に、私の心のどこかに後ろめたさがあることに気付く。




「当たり前だろ…こんなに具合悪いんだから」




自分の触れた指で私をこんな状態にしたサトシは、悪びれた風もなくジュンにすかさず返事をすると、店の扉をゆっくり開けた。


店の前には停っている筈のタクシーの姿はなく、代わりに黒塗りのベンツが車道の脇を占領していた。




「おい、ジュン。俺、タクシーって言わなかった?」




サトシはチラッとベンツに目を遣ると、後ろに立つジュンに低い声で問い掛けた。


背筋をピンと伸ばし直したジュンは、バツの悪そうな顔をしながら「留衣子さんが…」と尻窄みに答えた。




「信用してねーな、留衣子の奴」




サトシはそう吐き捨てると、私の体を引き寄せベンツの方へと歩き出した。


サトシとジュンのやり取りを聞きながら、私は何が何だか分からないままサトシの動きに合わせるしかなかった。


ベンツの前に立つとタクシーのようにドアがゆっくりと開いた。


サトシは先に私を車に乗せると、まだ奥の席まで届いていない私の体を押し込むようにして乗り込んできた。


不安定な私の体は前のめりになって倒れ込みそうになった。


それがサトシの計算だったのかは分からない…


倒れ込みそうな私の体はサトシの腕に引き戻され、サトシの膝の上に頭を預けるような体勢になってしまった。




「この人、具合悪いんで」




サトシは運転手に向かってぶっきらぼうにそう告げる。


私は慌てて体を起こそうとしたが、サトシの力を込めた腕で制止されたのだった。




「病院、どこ?」




「あまり病院に罹ったことがなくて…近くに病院があればそこでいいです」




「…だって。運転手さん、聞こえた?どこでもいいって言うから、ここから30分くらいの病院にしてくれない?俺、ちょっと眠いからさ」




サトシは一方的にそう告げると窓に頭を預けて目を閉じた。


車がゆっくりと動き出した。


その動きに合わせてサトシの右手が私の背中を伝い、腰の方へと降りていった。


突然のサトシの行動に私の体がビクンと跳ねた。


声を出そうとしたが、ほんの数十センチの距離に運転手がいると思うと、恥ずかしさから唇をキュッと噛み締めて声を出すのを止めた。


私の様子を薄目を開けて見ていたのか、サトシの右手はスカートをたくし上げて、私のお尻を撫でながら秘部の在処を確認したのだった。






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