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#99:堕天使(その18)

#99






その日の午後…


突然、マンションに留衣子が訪れた。


上條からの報告を受けたにも関わらず、すぐにやって来なかったのは、俺のこともまひるのことも見限ったからだと思っていた。




「サトシ!いったい、どういうこと?あなたがあの子の面倒をみるなんて…私が海外出張に行ってる間に、何勝手なことやってるのよ!」




マンションのドアを開けた途端、明らかに苛立った留衣子が声を張り上げて俺に詰め寄ってきた。


留衣子から漂ってくる嗅ぎなれた香水が、やけに俺にまとわりついてきてうんざりさせる。




「サトシ…あなたも上條みたいになりたいの?」




留衣子はしっかりとアイラインの引かれた目を、更に際立たせるかのように俺を睨みつけてそう言った。


上條のようになるということは、留衣子にとって「負け犬」になることを指している。


自分を裏切った人間は、とことんまで手放さず、飼い殺す。


その後、そうなった者がどうなったかなど、俺にも知る由はなかった。


黙っている俺の唇に、留衣子の指がゆっくりと触れる。




「サトシは、もっと賢いと思ってたんだけど…違うの?」




そう言いながら、留衣子のもう一方の手が、俺の腰を滑りお尻の方へと伸びていった。




「…留衣子…やめてくれよ…隣の部屋にまひるが…」




俺のつぶやきを飲み込むように、俺の唇は留衣子の唇に塞がれた。


厚めに塗られた口紅を俺の唇に擦りつけるように、唇を押し当ててくる留衣子を俺は拒もうとする。


しかし、拒むよりも先に、留衣子の手のひらが俺の下半身に刺激を与えきて、俺の思考を一瞬、止めたのだった。


その瞬間を見極めたのか、留衣子の唇から差し出された舌が、俺の唇を激しくなぞり、歯列を割って口内へと入ってくる。


舌を絡められ、吸い付いてくる留衣子の唇は、俺に息つく暇も与えてくれなかった。




「ほら…やっぱり、あなたは賢い人だわ。ねぇ…サトシ…」




服の上から摩っていた留衣子の手のひらは、いつの間にか俺の硬くなったモノに直接触れた。


留衣子の慣れた指先で、先端を捏ねくり回され、ねっとりと濡れていくのが分かった。




「…留衣…子、やめてくれって…」




俺は隣の部屋にいるまひるに聞こえないように、喘ぎ声に変わりそうな声を必死で抑えながら呟く。


しかし、俺の身体を知り尽くしている留衣子には、俺の呟きなど聞き入れる余地などなく、俺のモノを昂らせる悦びに耽っていたのだった。






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